世界6位の映画「シンドラーのリスト」簡単なあらすじと感想

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[シンドラーのリスト]

〜98点〜

<あらすじ>
第二次世界大戦ポーランドナチスドイツ軍の占領下に置かれユダヤ人の弾圧が激化していきます。そんなユダヤ人を自身の工場に雇い入れることで1200人もの命を救ったドイツ人実業家のオスカー・シンドラーの物語。

<評価>
実話であり、最高の映画。

この映画は1993年に作品であるにも関わらず白黒で描かれているのは当時の状況をよりリアルに描こうとしたらしく、10年もかけて作成した映画でもあるためとても素晴らしい映画です。
IMDbと呼ばれる世界の映画ランキングでも6位の映画であり、映画を語る上では必ず見るべき映画です。
この映画を一言で言うなら「素晴らしい」。。

この映画はとにかく「映像のリアルさ」+「シンドラーの生き様」がすごいと感じました、

この作品において監督のスピルバーグは私欲を捨てて取り組むためこの作品の報酬受け取りを永久に拒否し「ショア基金」と呼ばれるホロコースト生存者を讃える基金の設立にあてたらしいです。

<感想>
僕がこの映画を始めてみたのは確か中学生の時でした。中学生ながらこの映画はすげぇ、、って思ったのを覚えています。

ゲットーでのユダヤ人の虐殺をここまでリアル描き、白黒映画であることにより、さらにリアルに、、、、
人を殺す映像も、人が逃げ惑う映像も、実際の現場をほんとうに撮っていたかのように感じる映画でほんとうに凄いの一言に尽きる、、

自分はそれ以外にシンドラーの生き様がすごいと思いました。
お金もたくさんあり女遊びも沢山する快楽主義であったにも関わらず1200人のユダヤ人を救ったシンドラーの生き様は本当にかっこいいと思いました、
彼は人の名前を忘れる事なく、ほかのドイツ人がユダヤ人の名前なんか覚えてない中、シンドラーは自身の工場で働くユダヤ人のほとんどの名前を覚えていたそうです。

ユダヤ人が荷物を持って歩いている時に石をぶつける子供がいました。首を切るポーズをする子供もいました。
実際のあの時代にもそんな子供はいたと思います。
ですが、あの当時はユダヤ人を迫害することが当たり前であったためそれを疑問に思う子供など居なかったのでしょう。
黒人を迫害することも同様ですが、「迫害」や「差別」というテーマ以外にも、まだ疑うべき常識があるのでは?常識を疑う事の大切さとシンドラーの生き様、迫害の現実について知ることができた映画でした。

200分近くの長い映画ですが見るべき映画です!


1つの命を救える人は、世界も救うことができる


感動映画No.1「マイ・フレンド・フォーエバー」の簡単なあらすじと感想

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[マイ・フレンド・フォーエバー]

〜91点〜

<あらすじ>
少年エリックの近所に同い年くらいのデクスターが引っ越してくる。デクスターはHIVに感染していた。エリックは彼と仲良くなり、ニューオーリンズエイズの特効薬があると噂を聞いた二人は旅に出ることを決意する

<評価>
この映画は本当に感動できる映画です。友情をテーマにした感動する作品は多々ありますが友情ー感動であればNo.1、とにかく泣きたい映画を観たいってなったらこの映画おすすめです!


<感想>
人に「感動する映画は?」と聞かれると真っ先に答える作品ですこの映画の主なテーマは友情ですが、それと同じくらい親子愛や、対照的2人から母親のあるべき姿を教えてくれる映画でもあります。

子供心ながらも友達の命を救うために子供なりの知識をしぼって一生懸命試行錯誤を重ねて大切な友達を救おうとする主人公と、不可能であると知っていながらも自分の子供を大切に思っている主人公の気持ちを尊重する病気の友達デクスターの母親は本当に素敵な心の持ち主だと思いました。
息子とうまく心を通じ会うことが出来ず、先入観と偏見で決めつけをする主人公の母親にも少し同情してしまう点もあるのではと思いました。

子供の時って何もかもができると思いませんでしたか?それが主人公でした。 そしてそれが不可能な事だと分かっていてもそれを温かく見守る大人もいます。それがデクスターの母親でした、、、


“デクスター:もし180億光年先に行って、そこに何も無かったら?そこからさらに1兆倍先に進んだら、もう何も見えないよ。宇宙の光はもうほとんどなくて、すごく寒くて暗いだろうね。目覚めた時に暗いと、そんな場所にいるような気がして、帰ってこれないんじゃないかってすごい怖いんだ。

エリック:ほら、これ持って寝ろよ。もし起きた時に怖いと感じたら、こう思えよ、「ちょっと待て。エリックの靴を持ってる。なんで宇宙の果てでこんな臭いバッシュなんか持っているんだ?そっか僕はきっと地球上にいて安全な寝袋の中にいる、そしてエリックがそばにいる。」って。


人生とは何か?「最高の人生の見つけ方」のあらすじと感想

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[最高の人生の見つけ方]

〜94点〜

<あらすじ>
大金持ちの実業家と、勤勉実直で普通の自動車修理工。余命わずかと宣告されたシルバーエイジの男2人が“やりたいことリスト”を実行しながら残された人生を前向きに過ごし、友情を築いていく物語。

<評価>
人生でやりたい事とやるべき事、それを友情と愛で描かれた作品。笑いあり涙ありの作品で本当に素晴らしいと思える作品です。
残された人生で何をするか、ある種の哲学的、宗教的な課題を本当に自分がしたいの事とやるべき事で片付けていった2人の友情物語、すごく泣いちゃいました、、、

<感想>
この映画は僕がこれまで見てきた映画の中で最も涙を流してしまった映画です。彼ら2人のやりたい事リストに載っていた「涙が出るほど笑う」「世界一の美女とキスをする」「他人に親切にする」、この3つを達成した時は涙が止まりませんでした、もちろん最後の目標も、、、
彼ら2人の間には友情があり、彼ら2人それぞれに愛する人がいました。そんな愛と友情の大切さを教えてくれるだけでなくやりたい事をする事、やるべきことをする事の大切さも教えてくれる映画でした。
この2人に余命があったように自分がいつ死ぬかは本当にわかりません。「たとえ明日、世界が滅亡しようとも今日私はリンゴの木を植える」このルターの言葉を始めて聞いたときなぜだ!?って思いました。明日最期だったら親友と愛する人と会って最後にやりたい事たくさんやって…って思ってたんですがこの映画に教わりました。最後の日でもいつもと同じことをするというルターは多分日常が本当幸せでやり残したことがなかったんだろうなと思いました。日常が幸せだったら最期の日でも普段と違う事する必要なんかないですもんね、、
この2人はルターとは違ってそれまではあまり幸福とは言い難い日常だったから最後に思いっきり楽しんだんです。
自身まだ若いですがいつ死ぬかはわからない、ですが自分も幸せに死ぬために、死ぬまでにやりたいことは絶対にやろうと思いました、
ぜひこの映画見てみてください、、

人生の価値は容易には量れない。ある人は、人生の価値は家族や友で、ある人は信仰心で、ある人は愛でという。人生は意味がないという人もいる。私は、自分を認めてくれる人がいるかで決まると思う


 

 

完成度抜群「バタフライエフェクト」の簡単なあらすじと感想

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[バタフライ・エフェクト]

〜84点〜

<あらすじ>
幼い頃から短時間記憶を失うという原因不明の症状を持つエヴァンは、治療のために日記をつけており、大学生になってからその日記を読み返した時に、過去に戻れる能力が備わっていることに気づき、幼なじみであるケイリーの人生を狂わせたのは自分自身であることを知り、過去に戻って彼女を救おうと奮闘していく

<評価>
愛する人を守るため、友達を救うため、自分自身のため過去に戻り未来を変えることができるというテーマの物語で、その中で描かれる運命と現実についての物語で映画の完成度は最高

(カオス理論の1つバタフライ効果とは「北京で蝶が羽ばたくと、ニューヨークで嵐が起こる」などと言われるようにちょっとした行動1つが運命を変えるということです。地球に激突する隕石の動きを1ミリ変えるだけで衝突を回避するみたいな感じらしいです。この物語はまさにバタフライエフェクトが主なテーマとなる作品で過去のちょっとした行動1つで未来の運命を変化させるという物語)

<感想>
私は映画という芸術を分けるとしたら「人生の教養を教える作品」と「見てて面白い作品」そして「映画的完成度の高い作品があると思います。その中でこの映画は「映画的完成度が高い作品」のトップであり映画を語る上ではかかせない映画の1つだと思います。
この作品が教えてくれる事は今あなたが行うちょっとした行動が未来を大きく変化させるという事だ思います、行動を起こすか起こさないかはそれぞれの自由だと思いますが…

小さな蝶の羽ばたきが、地球の裏側で台風を起こすこともある


新しい人生観を育むだろう「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」のあらすじと感想

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[ベンジャミン・バトン 数奇な人生]

 

〜97点〜

 

<あらすじ>

80歳の老人として生まれ、次第に若返っていった男の数奇な半生の物語

 

<評価>

この物語の中枢にあるテーマは、「年老いた状況で生まれ若がえりながら赤ん坊となり死ぬ」というものですが、若くなりながら死に近づくっていう人生はこんな人生なんだ!って言うのを表現しようとした物語ではなく、若くなりながら死に近づくという1つのテーマの中で、人間関係ー愛ー生について考えさせる映画

 

<感想>

好きな映画を10本挙げてくれと言われたらこの映画の名前はともちろん、この映画の素晴らしさを相手に分かってもらえるまで話し続けるだろう、そんな映画です。僕にとってはこの映画が映画の人気のランキングなどでブログに書いていない人が多いのが本当に不思議です。恋愛映画の枠に入らないにも関わらずベンジャミンとデイジーの恋は難しく、それでも本当に素敵です。他の老人は生きる事について教えてくれます、そして映画の雰囲気も素敵でやはり最高で、なんといっても若くなりながら死に近づくという唯一無二のテーマから人生観についても深く考えさせられるでしょう…

 

人生は複雑とは限らない、求めるものを知っていれば

 

 

 

映画史上最高の映画「ショーシャンクの空に」の簡単なあらすじと感想

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[ショーシャンクの空に]

 

〜100点〜

 

<あらすじ>

刑務所内の人間関係を通して、冤罪によって投獄された有能な銀行員が、腐敗した刑務所の中でも希望を捨てず生き抜いていく映画

<評価>

この映画はIMDbと呼ばれる世界で一番の映画評価サイトでNo.1の映画で、主なテーマは、人生の希望ー友情そして最も肝心なのが生きることの味わい方でしょうか、

 

<感想>

この映画は僕の知っている映画の中でぶっちぎりで1番の映画です。この映画の評価についてこの映画の意外性について述べているブログをよく見かけますが、それはあくまで1つのサブテーマであり最も大切なテーマではないと思います。この映画の大切なテーマはやはり主人公アンディーの心の持ち方だと思います。刑務所内を何かを散策しているように歩き回り、安心を求めて仲間にビールを、穏やかさを求めて音楽をかけたり…

刑務所内で誰しもが忘れかけている心が求めているものをアンディーは誰よりも求め続けた、

今日学校、仕事、バイト、だるいな…なんて思った時たまには心が求めることをしてみるのもいかがでしょうか?そんなことを教えてくれる映画です。

 

覚えてるね。希望はいいものだよ、たぶん最高のものだ。いいものは決して滅びない

 

 

 

映画『タイタニック』に隠された真実

映画『タイタニック』とは

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タイタニック」。あなたも一度は聞いたことがあるはずです。百年にも渡って語り継がれてきたこの船が沈没した事件は様々な監督によって様々な映画となってきました。その中でも一番有名な作品はジェームズ・キャメロン監督によって制作された映画『タイタニック』でしょう。タイタニック沈没の2時間40分を二人の男女の純愛にフィーチャーして制作したこの映画はアカデミー賞において11部門を受賞し、映画『アバター』に抜かされるまで世界興収記録ナンバーワンを記録していた名作です。

 

あらすじ(簡単に)

この映画の主役は全く身分の異なった男女二人です。育ちが悪くアメリカン・ドリームを夢見る青年ジャック。彼は不意なことでタイタニックのチケットを手に入れ、貴族の娘であったローズと出会います。貴族としてのレールの敷かれた人生にうんざりしていた彼女の人生を変えたのがジャックでした。ローズには結婚を誓ったフィアンセがいましたが、ジャックの強い恋心に自身も惹かれ二人は禁断の恋に落ちます。ローズの母や、元フィアンセは彼を彼女から遠ざけようとしますが、二人の愛情は深く誰も二人を引き離すことができませんでした。そのような最中に起こったのがこの絶対に沈まないと言われた船タイタニック」の沈没でした。

 

 

映画『タイタニック』の裏話

1、ローズが元フィアンセ「キャル」に唾を吐くシーンは彼女のアイデアだった

最初はキャルにヘアピンを投げる予定でしたが、ローズ役のウィンスレットが唾を吐くという案をだしキャメロンと企てて、何も知らなかったキャル役のビリー・ゼインに唾を吐きかけました。キャルのあの時の反応は彼の純粋な反応だったのです。

 

2、ジャックの「ベッドに横たわって…」は言い間違いだった

ジャックがローズの裸の絵を書くため投げかけた「ベッドに…いや、ソファに横たわって」というシーンは実は「ソファに横たわって」というセリフをジャックが緊張して間違えたセリフでしたがキャメロン監督が気に入りそのまま映画に使用しました。

 

3、「数千のナイフで刺されたよう」というセリフは実際の生存者の言葉だった

ジャックがローズに思い出話として語った湖に落ちた時の話の中で出てきた「数千のナイフ全身を刺されたよう」という表現は実際のタイタニック生存者が語った「北大西洋」の冷たさを語ったものだった。

 

4、映画内に出てくるあの音楽家への賠償金は衣装代だけだった

この映画に出てくるあの音楽家達。タイタニックが沈没する中、乗客達を落ち着かせようとみんなが散った後にもう一度集まるあのシーンに胸を打たれた方も多いかもしれません。あのシーンに出てきた音楽家達にホワイト・スター・ライン社が支払った賠償金はなんと衣装代のみでした。

 

5、『タイタニック』の映画制作費用は実際のタイタニック建造費より高かった

映画『タイタニック』の制作費用は、当時莫大な費用をかけて造り出した超豪華な客船「タイタニック」の建造費よりも高額で、2009年まで映画制作歴代一位でした。

 

6、ラストシーンの時計が指す時間はタイタニックが沈没した時間

タイタニックのラストシーンにはタイタニックの階段で二人が再び出会うシーンがあります。あの時のジャックの後ろにある時計が示している2時20分は「タイタニック」が沈没した時間と同じだったんです。

 

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まとめ

映画『タイタニック』は世界で最も評価されている映画の1つでまさに名作です。この映画はただの純愛ラブストーリーではないと私は思っています。純愛の他にも、『家名による不自由と自由』、『社会的名誉による身分格差』、そして『生への執着と、死の受け入れ』について考えさせてくれる作品だと思っています。私がこの作品で最も感動したシーンはタイタニックが沈んでいく中演奏していた音楽隊が演奏を終え別れを告げますが一人の音楽家は演奏を再びはじめます。タイタニックに安らぎを与えるために。そうすると別れを交わした音楽隊が全員集まってもう一度演奏を再開しました。自分の天命を受け入れたかのような彼らの姿には本当に心を打たれました。

皆さんはこの名画をどのように鑑賞するでしょうか。3時間15分の長作なので時間に余裕がある休日にでもゆっくり鑑賞してみてください!